2019冬

だいたい面白い順

 

見てる

モブサイコ

ケムリクサ

どろろ

盾の勇者

ブギーポップ

ジョジョ

 

気が向いたら見てる

上野さん

わたてん

コトブキ飛行隊

転スラ

 

敗北

かぐや様

マナリアフレンズ

 

死ね

けもフレ2

 

 

雑感

モブサイコとどろろがよく動くし面白いしで最初からずっと高評価。ケムリクサは放送前は不安や心配もあったが1話を見た段階で杞憂だったと分かった。謎と世界観とキャラが描写によって示される布石からいつどのように話が動かされるのかと思っていたら5,6話で一気に面白くなった。どのように説得的な着地になるのかワクワクする。

盾の勇者は主人公に与えられる困難がもはやギャグではないかというくらい露骨だが、露骨にやりすぎているからこそ、つまらなくなりがちな部分がそういうものとして面白がれるものになっているようにも思える(ただの結果オーライかもしれない)。主人公周りの女の子がいちいちかわいくて、オタクの妄想炸裂! という感じで楽しい。ブギーポップジョジョはさすがに安定して面白い。ジョジョは全編通して原作未読なので毎週楽しい。ブギーポップは音楽が牛尾さんなのが非常にうれしい。

上野さんは下世話でよい。1話が短いのは、この作風で20分やられるとむしろ胃もたれしそうなのでむしろちょうどいい。一方わたてんは同じような濃さの問題をクリアするのに水で割って薄くしているように思える。ひなたの清涼剤としての貢献も大きい。女キャラが女キャラにハアハアするのは何かわりと許されるような気がしてしまうがそれも奇妙といえば奇妙で(みゃー姉が男だったりするとすごい構図になる)、LGBT的な文脈の存在を考えると百合作品の今後はどうなってゆくのだろうかという意識が微妙にある。

コトブキ飛行隊はこだわりがあることは分かるが専門知識がないためどのようにこだわっているのかは分からない。ニコニコで見るとコメントで有識者による解説がついて面白い。ものぐさで見ないうちに話が進んでしまったので、今後配信サイトで追い付いてからニコニコで追いかけるところまでいければ(そもそもニコニコでは1話を見ただけなので配信形態を知らないが)。転スラは評判がいいわりになんだか説明くさく感じてしまう。モノローグは相互行為を伴わないものなので視聴者への説明を語るために使われているのではないケースというのはありえるのかなとふと思ったが、説明くさくなくモノローグを用いている作品も普通にあるなと思い考えるのをやめた。

かぐや様は以前原作試し読み小冊子みたいなやつを読んで自分には合わないなと思った記憶があったが評判がいいらしいので一応見て、まあ自分には合わないなと思い敗退。マナリアフレンズは原作を知らないので設定を理解するのも億劫で、それほど心惹かれもしなかったので敗退。

けもフレ2の評価はひとつのアニメとして文脈を抜きにして見ればつまらない凡作、文脈込みだと死ね。監督交代騒動の核心のひとつは見たいし見られると思っていたあの旅の続きがおそらく永遠に見られなくなってしまったことの悲しさだが、時がたちそれなりに傷も癒えてきた。あの旅の続きが見られないのは残念だが、想像や二次創作で旅の続きを夢想しながら1期の思い出を大事に胸に抱えて生きていけばよい。気持ちの折り合いもついてきていた。しかし、もう何を想像しても、それどころか1期の思い出でさえ、その未来は2という絶望的なシナリオに確定されてしまった。見たいし見られると思っていたあの旅の続きが今後もし万が一実現したとしても、その未来は結局ああなる。もはや1期を見ても旅の続きを夢想しても「結局ああなる」が頭の隅にこびりついて離れない。

唯一の救いは、OPで「よーし出番なのだ」と高らかに歌い上げたアライさんとフェネックの出番がまだ本編に一秒たりとも訪れていないことだ。アライさんとフェネックには絶対に本編に登場しないでほしい。ミロさんのおまけコーナーなら全然出てくれて構わないけど。というかむしろ出てほしいけど。